【屋根のカバー工法と屋根塗装の違いとは?】
【屋根のカバー工法と屋根塗装の違いとは?】費用・耐用年数・メリット・デメリットを徹底比較!
屋ね達ブログ|屋根リフォーム・屋根塗装
屋根のメンテナンスを検討していると、「屋根塗装」と「屋根カバー工法」という2つの言葉を目にすることがあるのではないでしょうか?
どちらも屋根を長持ちさせるためのメンテナンス方法ですが、施工内容や費用、耐用年数、適している屋根の状態は大きく異なります。
「屋根の色あせが気になるけれど、塗装だけで大丈夫?」「築20年を過ぎているけれど、カバー工法にした方がいい?」「できるだけ費用を抑えながら、長く安心して暮らしたい!」
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実は、屋根の状態によっては塗装で十分な場合もあれば、カバー工法や葺き替えが必要になる場合もあります。大切なのは、築年数だけで判断するのではなく、現在の屋根の劣化状況に合ったメンテナンス方法を選ぶことです。
今回は、屋根のカバー工法と屋根塗装の違いをはじめ、それぞれのメリット・デメリット、費用相場、耐用年数、施工に適したタイミングについて、わかりやすく解説します!
屋根のメンテナンスを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
1. 屋根塗装とカバー工法の違いとは?
屋根塗装とカバー工法は、どちらも既存の屋根を活用しながら行うメンテナンス方法ですが、施工の目的や内容が異なります。
まずは、それぞれの特徴を確認してみましょう。
屋根塗装とは?
屋根塗装とは、現在の屋根材をそのまま残し、表面を塗料で保護するメンテナンス方法です。
屋根は毎日、紫外線や雨風、気温の変化にさらされています。年月が経過すると、屋根表面の塗膜が劣化し、防水性や保護機能が低下していきます。
そこで、屋根の汚れや古い塗膜を適切に処理し、新たに塗料を塗り重ねることで、屋根材を保護します。
屋根塗装は、主に次のような状態の屋根に適しています。
-
屋根の色あせやツヤの低下が見られる
-
塗膜の劣化が進んでいる
-
屋根材自体に大きな破損がない
-
屋根材の防水性や保護機能を回復させたい
-
屋根のメンテナンス費用をできるだけ抑えたい
屋根塗装は、屋根材そのものを新しくする工事ではありません。そのため、屋根材が著しく劣化している場合や、雨漏りが発生している場合には、塗装だけでは十分な改善ができないことがあります。
また、屋根材の種類によっては塗装が適さないものもあるため、事前の確認が重要です。
屋根カバー工法とは?
屋根カバー工法とは、既存の屋根を撤去せず、その上から新しい防水シートと屋根材を施工するリフォーム方法です。
「重ね葺き(かさねぶき)」とも呼ばれています。
一般的には、既存の屋根の状態を確認したうえで、必要な下地処理を行い、防水シート(ルーフィング)を敷き、その上から新しい金属屋根材などを設置します。
既存の屋根を撤去する工程が少ないため、葺き替え工事と比べて廃材の発生を抑えやすく、工期や費用を抑えられる場合があります。
屋根カバー工法は、主に次のような状態の屋根に適しています。
-
屋根材の劣化が進み、塗装では十分な保護が難しい
-
スレート屋根のひび割れや欠けが目立つ
-
屋根材の防水機能が低下している
-
既存の屋根を撤去せずに新しい屋根へリフォームしたい
-
屋根を長期的に保護する方法を検討している
ただし、屋根カバー工法は、どのような屋根にも施工できるわけではありません。
既存の屋根や下地が大きく傷んでいる場合、雨漏りによって野地板が腐食している場合などは、既存屋根を撤去して下地から補修する葺き替え工事が必要になることもあります。
屋根塗装とカバー工法の比較
|
比較項目 |
屋根塗装 |
カバー工法 |
|---|---|---|
|
施工内容 |
既存屋根の表面を塗装 |
既存屋根の上に新しい屋根を設置 |
|
主な目的 |
屋根材の保護・美観の回復 |
屋根の改修・防水性能の向上 |
|
費用 |
比較的安い |
塗装より高い |
|
工期 |
比較的短い |
塗装より長い傾向 |
|
廃材 |
少ない |
少ない |
|
屋根の重量 |
ほぼ変わらない |
増加する |
|
屋根材の交換 |
なし |
既存屋根の上に新しい屋根材を施工 |
|
適した状態 |
屋根材の劣化が軽度 |
既存屋根がカバー工法に適した状態 |
|
雨漏りへの対応 |
原因によっては塗装だけでは不十分 |
防水シートなどを新設できる |
|
外観 |
色やツヤを変更できる |
屋根材のデザインを変更できる |
屋根塗装は、既存の屋根材を活かして表面を保護する工事です。一方、カバー工法は、新しい屋根材と防水シートを追加することで屋根を改修する工事です。
どちらが適しているかは、屋根の劣化状況や屋根材の種類、今後の住まい方によって変わります。
2. 屋根塗装のメリット・デメリット
屋根塗装は、屋根の状態が比較的良好な場合に選ばれる、代表的なメンテナンス方法です。
ここでは、屋根塗装のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
屋根塗装のメリット
① カバー工法より費用を抑えやすい
屋根塗装の大きなメリットは、カバー工法や葺き替えと比べて、工事費用を抑えやすいことです。
既存の屋根材を撤去したり、新しい屋根材を設置したりする必要がないため、材料費や施工費を抑えられます。
屋根の劣化が軽度であれば、塗装によって屋根材を保護し、必要なメンテナンスを行うことができます。
ただし、屋根の勾配や面積、劣化状況、足場の設置条件などによって費用は変動します。
② 屋根の美観を回復できる
屋根は、紫外線や雨風によって少しずつ色あせていきます。
屋根塗装を行うことで、色あせた屋根を美しく仕上げ直し、住宅全体の印象を変えることができます。
近年は、ブラックやグレー、ブラウンなど、さまざまな色の塗料があるため、外壁との組み合わせを考えながら好みの色を選べることも魅力です。
③ 屋根材の劣化を抑えられる
屋根材に適した塗料を使用することで、紫外線や雨水などによる劣化を抑え、屋根材を保護できます。
特にスレート屋根や金属屋根など、塗膜による保護が必要な屋根材では、適切なタイミングで塗装を行うことが大切です。
また、遮熱塗料を使用すれば、日射による屋根表面の温度上昇を抑える効果も期待できます。
ただし、遮熱塗料の効果は屋根の構造や断熱性能、色などによって異なり、必ずしも室内温度が大きく下がるわけではありません。
④ 工期が比較的短い
屋根塗装は、既存の屋根材を撤去せずに施工するため、カバー工法や葺き替えと比べて工期が短い傾向にあります。
一般的な戸建て住宅の場合、足場の設置や洗浄、下地処理、塗装などを含めて、おおむね1〜2週間程度が目安です。
ただし、天候や屋根の大きさ、劣化状況などによって工期は前後します。
屋根塗装のデメリット
① 屋根材自体の劣化は修復できない
屋根塗装は、あくまで屋根の表面を保護する工事です。
そのため、屋根材の大きなひび割れや欠損、反り、下地の腐食などを塗装だけで元の状態に戻すことはできません。
劣化が進行している屋根に塗装を行っても、十分な耐久性が得られない可能性があります。
② 雨漏りの根本的な解決にならない場合がある
屋根から雨漏りが発生している場合、塗装だけでは原因を解消できないことがあります。
雨漏りの原因には、屋根材の破損、防水シートの劣化、板金部分の不具合、雨仕舞いの問題など、さまざまなものがあります。
原因を特定せずに塗装だけを行うと、雨漏りが改善されないままになる可能性があるため、事前の点検が重要です。
③ 定期的な塗り替えが必要
屋根塗装は、一度施工すれば永久に効果が続くものではありません。
使用する塗料や屋根の環境によって異なりますが、一般的には10年前後をひとつの目安として、定期的な点検や再塗装を検討する必要があります。
そのため、長期的なメンテナンス計画を立てておくことが大切です。
3. 屋根カバー工法のメリット・デメリット
屋根カバー工法は、既存の屋根を活かしながら新しい屋根を設置するため、屋根材の劣化が進んでいる場合の選択肢となります。
屋根カバー工法のメリット
① 既存の屋根を撤去する費用を抑えられる
カバー工法では、既存の屋根材を基本的に撤去せず、その上から新しい屋根を設置します。
そのため、葺き替え工事と比べて、既存屋根の撤去費用や廃材の処分費用を抑えられる場合があります。
ただし、棟板金などの一部部材は撤去が必要となることがあり、既存屋根の状態によっては追加の処理が必要です。
② 新しい防水シートを施工できる
カバー工法では、既存屋根の上に新しい防水シートを設置するのが一般的です。
屋根の防水性を確保するうえで重要な役割を担うのが、この防水シートです。
屋根材だけでなく、防水シートも新しくすることで、雨水の浸入を防ぐための仕組みを改修できます。
ただし、既存の下地が腐食していたり、雨漏りが長期間続いていたりする場合は、カバー工法ではなく葺き替え工事が適していることがあります。
③ 屋根の外観を一新できる
カバー工法では、新しい屋根材を設置するため、屋根の色やデザインを大きく変更できます。
既存の屋根の色あせや汚れが気になる場合でも、新しい屋根材によって住宅の外観を一新することができます。
近年では、軽量な金属屋根材が多く使用されており、スタイリッシュなデザインや落ち着いた色合いなど、さまざまな選択肢があります。
④ 工事中の廃材を抑えやすい
既存の屋根を撤去する工程が少ないため、葺き替え工事と比べて廃材の発生を抑えやすいというメリットがあります。
廃材が少なくなることで、処分費用の削減につながる場合もあります。
また、既存屋根の撤去作業が少ないため、工事中に発生する騒音やほこりを軽減できる場合があります。
屋根カバー工法のデメリット
① 屋根塗装より費用が高い
カバー工法は、新しい屋根材や防水シートなどの材料費に加え、屋根材を設置するための施工費が必要です。
そのため、屋根塗装と比較すると費用は高くなる傾向があります。
初期費用だけでなく、今後のメンテナンス費用も含めて検討することが大切です。
② 屋根の重量が増える
カバー工法では、既存の屋根の上に新しい屋根材を設置するため、屋根の重量が増加します。
一般的な金属屋根材は比較的軽量ですが、建物の構造や既存屋根の種類によっては、重量の増加が建物に与える影響を確認する必要があります。
特に、耐震性が気になる住宅や築年数が古い住宅では、建物の構造を含めた慎重な判断が重要です。
③ 施工できる屋根が限られる
カバー工法は、すべての屋根に施工できるわけではありません。
例えば、瓦屋根は凹凸が大きく、一般的なスレート屋根向けのカバー工法には適していません。
また、既存屋根の下地が腐食している場合や、雨漏りが進行している場合なども、施工が難しいことがあります。
屋根の種類や状態に合わせて、適切な工法を選択する必要があります。
④ 将来的な葺き替え時に撤去費用がかかる
カバー工法では、既存屋根の上に新しい屋根を設置するため、将来的に葺き替えを行う際には、重ねた屋根材を撤去する必要があります。
また、既存屋根材の種類によっては、撤去時の処分方法や費用に注意が必要です。
長期的なメンテナンスを考慮して、工事方法を選ぶことが大切です。
4. 屋根塗装とカバー工法の費用について
カバー工法は、新しい屋根材の種類や施工方法によって費用が変わります。
特に、軽量なガルバリウム鋼板などの金属屋根材は、カバー工法で使用される代表的な材料です。
また、屋根の形状が複雑な住宅や、急勾配の屋根では、施工に必要な手間や安全対策によって費用が高くなる場合があります。
費用を抑えることだけを優先せず、現在の屋根に必要な工事を見極めることが重要です。
5. 屋根塗装とカバー工法の耐用年数は?
屋根のメンテナンスでは、工事にかかる費用だけでなく、施工後にどのくらいの期間、屋根を保護できるのかも重要なポイントです。
屋根塗装とカバー工法では、使用する材料や屋根の状態によって、期待できる耐用年数が異なります。
屋根塗装の塗料別の耐用年数の目安
シリコン塗料
約8〜12年
フッ素塗料
約12〜15年
無機塗料
約15〜20年
塗膜の耐候性を踏まえた一般的な目安であり、屋根材や環境によって変わります。
カバー工法の耐用年数の目安
約20〜30年
屋根材や防水シート、施工品質、維持管理によって異なります。
屋根塗装は塗料によって耐久性が変わる
屋根塗装は、使用する塗料によって耐候性が異なります。
シリコン塗料は、価格と耐候性のバランスを考えて選ばれることが多い塗料です。
フッ素塗料は、紫外線や雨風に対する耐候性が高く、長期的な保護を期待できます。
無機塗料は、製品によって性能が異なりますが、一般的に高い耐候性を特徴とする製品があります。
ただし、塗料の耐用年数が長くても、屋根材自体の寿命が延びるとは限りません。屋根材の割れや下地の劣化などは、別途点検や補修が必要です。
カバー工法は屋根材と防水シートが重要
カバー工法では、新しい屋根材だけでなく、防水シートの耐久性も重要です。
屋根材には、ガルバリウム鋼板やSGL鋼板などの金属屋根材が使われることがあり、それぞれ製品によって耐食性や保証内容が異なります。
また、防水シートにもさまざまな種類があり、材料の性能や施工方法によって防水性能の維持期間が変わります。
カバー工法を行った後も、棟板金や接合部などの定期的な点検を行い、必要に応じてメンテナンスすることが大切です。
耐用年数はあくまで目安です。屋根の状態を定期的に確認し、適切なタイミングでメンテナンスを行いましょう。
6. どんな屋根には塗装?カバー工法?屋根材別に解説!
屋根塗装とカバー工法のどちらが適しているかは、屋根材の種類によっても異なります。
ここでは、住宅でよく使用される屋根材ごとに、適したメンテナンス方法を紹介します。
① スレート屋根
スレート屋根は、セメントを主成分とした薄い板状の屋根材で、戸建て住宅で広く使用されています。
軽量で施工しやすく、比較的費用を抑えやすいことが特徴です。
一方で、表面の塗膜が劣化すると、雨水を吸収しやすくなり、ひび割れや欠けなどの劣化につながることがあります。
塗装が適している状態
-
色あせやツヤの低下が見られる
-
塗膜の劣化が進んでいる
-
屋根材の割れや欠けが少ない
-
下地や防水シートに大きな問題がない
カバー工法が適している状態
-
屋根材のひび割れや欠けが多い
-
屋根材の劣化が進行している
-
塗装による保護だけでは不十分と判断される
-
既存の屋根や下地がカバー工法に適している
スレート屋根は、劣化の程度によって塗装とカバー工法のどちらも選択肢になります。
ただし、過去に使用されたノンアスベストのスレート屋根の一部には、製品自体が割れやすいものもあります。塗装をしても屋根材の強度は回復しないため、製品の種類や状態を確認することが重要です。
② 金属屋根

金属屋根は、軽量で耐震性への配慮がしやすく、近年の屋根リフォームでも多く採用されています。
ガルバリウム鋼板やSGL鋼板などが代表的な材料です。
金属屋根は、表面の塗膜が劣化すると、サビが発生する可能性があります。
塗装が適している状態
-
色あせや塗膜の劣化が見られる
-
サビが軽度で、適切な下地処理ができる
-
屋根材に大きな変形や穴あきがない
カバー工法が適している状態
-
サビや腐食が進んでいる
-
穴あきや変形が見られる
-
屋根材の劣化が著しい
-
既存屋根の下地が健全である
金属屋根は、サビの発生状況や腐食の進行度合いを確認することが重要です。
腐食が進んで穴が開いている場合には、塗装だけでは対応できないことがあります。
③ 瓦屋根
瓦屋根には、粘土瓦やセメント瓦など、さまざまな種類があります。
粘土瓦は、基本的に瓦自体の表面塗装を必要としない屋根材です。一方、セメント瓦は塗膜によって表面を保護する必要がある製品が多く、定期的な塗装が必要になる場合があります。
粘土瓦の場合
-
割れやズレの点検
-
漆喰や棟部分の補修
-
防水シートの状態確認
セメント瓦の場合
-
塗膜の劣化状況に応じた塗装
-
ひび割れや欠けの補修
-
著しい劣化がある場合は葺き替えなどを検討
一般的なカバー工法は、凹凸のある瓦屋根には適さないことが多いため、瓦屋根のリフォームでは葺き替えが選択肢となります。
瓦屋根の場合は、まず瓦の種類を確認することが大切です。
7. 屋根のカバー工法と葺き替え工事の違い
どちらも新しい屋根材を設置する工事ですが、既存の屋根を撤去するかどうかという大きな違いがあります。
カバー工法
既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい防水シートと屋根材を施工する方法です。
-
既存屋根の撤去費用を抑えやすい
-
廃材の発生を抑えやすい
-
工期を短縮できる場合がある
-
屋根の重量が増える
-
下地の状態を直接確認しにくい
葺き替え工事
既存の屋根材を撤去し、必要に応じて下地を補修したうえで、新しい防水シートと屋根材を施工する方法です。
-
下地の状態を直接確認できる
-
腐食した野地板などを補修できる
-
屋根材の種類を変更できる
-
撤去費用や廃材処分費がかかる
-
カバー工法より工期が長くなる場合がある
それぞれの工法の選び方
-
屋根塗装: 屋根材や下地が健全で、表面の保護機能を回復させたい場合
-
カバー工法: 既存屋根の劣化が進んでいるものの、下地が健全で重ね葺きが可能な場合
-
葺き替え: 下地の腐食や雨漏りが進行している場合や、既存屋根の撤去が必要な場合
特に、雨漏りが発生している住宅では、屋根の表面だけでなく、屋根の内部や下地の状態を確認することが重要です。
状況に合わない工法を選ぶと、十分な補修ができず、将来的に再工事が必要になる可能性もあります。
8. 屋根塗装・カバー工法を検討するタイミングは?
屋根は、普段の生活では地上から見えにくいため、劣化に気づきにくい場所です。
そのため、目立った不具合が起きる前に、定期的な点検を行うことが大切です。
築10年前後
築10年前後は、屋根の状態を確認するための点検を検討したい時期です。
屋根材の種類や使用されている塗料によって異なりますが、色あせや塗膜の劣化が見られる場合があります。
この時期に屋根の状態を確認し、必要に応じて塗装などのメンテナンスを行うことで、劣化の進行を抑えられる場合があります。
築15〜20年前後
築15〜20年になると、屋根材や防水シートなどの劣化が進んでいる可能性があります。
屋根の色あせだけでなく、ひび割れ、欠け、サビ、板金部分の不具合などがないか確認することが重要です。
屋根材の状態が良好であれば塗装を検討できますが、劣化が進行している場合はカバー工法や葺き替えなども選択肢となります。
築20年以上
築20年以上の住宅では、屋根材だけでなく、防水シートや下地の状態にも注意が必要です。
過去にメンテナンスを行っているかどうかによっても、屋根の状態は大きく異なります。
築年数だけでカバー工法や葺き替えを決めるのではなく、屋根の種類や過去の施工履歴、現在の劣化状況を確認して判断しましょう。
こんな症状があれば早めに点検を!
-
屋根の色あせや変色が目立つ
-
屋根材にひび割れや欠けがある
-
金属部分にサビが発生している
-
棟板金が浮いているように見える
-
天井や壁に雨染みがある
-
強風や台風の後に屋根材のズレが気になる
屋根の異常を放置すると、雨水が内部に浸入し、下地の腐食や室内への雨漏りにつながることがあります。
屋根に異変を感じた場合は、無理に屋根へ上らず、専門業者に点検を依頼しましょう。
9. 屋根塗装とカバー工法、どちらを選ぶべき?

ここまで、それぞれの特徴や費用、耐用年数について紹介してきました。
実際にどちらを選ぶべきかは、住宅の状態や今後の暮らし方によって異なります。
初期費用を抑えたいなら屋根塗装
屋根材に大きな破損がなく、表面の塗膜が劣化している程度であれば、屋根塗装が選択肢となります。
カバー工法より初期費用を抑えやすく、屋根の美観を回復させながら、屋根材を保護することができます。
ただし、屋根材自体の劣化が進んでいる場合は、塗装をしても十分な耐久性が得られない可能性があります。
屋根材の劣化が進んでいるならカバー工法
屋根材のひび割れや欠けが多く、塗装だけでは十分なメンテナンスが難しい場合には、カバー工法が選択肢となります。
既存屋根の上に新しい防水シートと屋根材を設置するため、屋根を改修し、防水性能の向上を図ることができます。
ただし、下地が傷んでいる場合や、建物の構造上、重量の増加が適さない場合は、別の工法を検討する必要があります。
長期的なメンテナンス計画で考える
屋根のリフォームでは、初期費用だけでなく、今後のメンテナンスも含めて検討することが大切です。
例えば、屋根塗装は初期費用を抑えやすい一方で、将来的に再塗装が必要になります。
カバー工法は初期費用が高くなりますが、適切な材料と施工によって、長期的な屋根の保護が期待できます。
ただし、カバー工法も永久にメンテナンスが不要になるわけではありません。
将来的にどのくらい住み続ける予定なのか、今後どのような修繕を計画しているのかなども考慮しながら選びましょう。
10. 屋根のカバー工法と屋根塗装に関するよくある質問
Q1. 屋根塗装とカバー工法では、どちらが長持ちしますか?
使用する塗料や屋根材、施工品質、建物の環境によって異なります。
一般的には、屋根塗装は塗料の耐候性に応じて定期的な塗り替えが必要です。一方、カバー工法は新しい屋根材と防水シートを施工するため、適切な施工と維持管理によって長期的な保護が期待できます。
ただし、屋根材や下地の状態によっては、カバー工法を行っても十分な耐久性が得られないことがあります。
Q2. カバー工法をすれば雨漏りは直りますか?
カバー工法によって新しい防水シートを施工することで、屋根の防水性能を改善できる場合があります。
しかし、雨漏りの原因が屋根以外の部分にある場合や、既存の下地が腐食している場合は、カバー工法だけでは十分に対応できない可能性があります。
雨漏りが発生している場合は、まず原因を特定し、適切な補修方法を選ぶことが重要です。
Q3. 屋根塗装と外壁塗装は同時に行った方がいいですか?
屋根塗装と外壁塗装を同時に行うことで、足場を共用できるため、別々に工事するよりも足場費用を抑えられる場合があります。
また、屋根と外壁を同時にメンテナンスすることで、住宅全体の美観を整えやすいというメリットもあります。
ただし、屋根がカバー工法を必要とする状態であれば、外壁塗装と工事内容を合わせて計画することが大切です。
Q4. カバー工法をすると家の耐震性は低下しますか?
カバー工法では、既存屋根の上に新しい屋根材を設置するため、屋根の重量が増加します。
屋根が重くなると、建物の構造や耐震性能に影響する可能性があるため、使用する屋根材の重量や建物の状態を確認する必要があります。
軽量な金属屋根材が使用されることも多いですが、すべての住宅に適しているわけではありません。必要に応じて建物の構造を確認し、適切な工法を選択しましょう。
Q5. 屋根塗装ができない屋根はありますか?
はい。屋根材の種類や製品によっては、塗装が適さないものがあります。
また、著しく劣化した屋根材や、割れや欠けが多い屋根では、塗装による十分な保護が難しい場合があります。
特に、ノンアスベストのスレート屋根の一部には、塗装しても屋根材の強度が回復しない製品があります。
屋根材の種類や状態を確認したうえで、適切なメンテナンス方法を選ぶことが重要です。
Q6. 屋根の状態は自分で確認できますか?
地上から見える範囲であれば、色あせや明らかな屋根材のズレなどを確認できる場合があります。
しかし、屋根の上は滑りやすく、転落の危険があるため、ご自身で屋根に上ることはおすすめできません。
また、屋根材の表面だけでは、防水シートや下地の劣化状況を判断することは難しいため、専門業者による点検を依頼しましょう。
11. まとめ|屋根の状態に合ったメンテナンス方法を選びましょう!
今回は、屋根のカバー工法と屋根塗装の違いについて、費用や耐用年数、メリット・デメリットなどを紹介しました。
最後に、それぞれの特徴をおさらいしましょう。
-
屋根塗装: 屋根材の状態が良好で、表面の保護機能を回復させたい場合に適している
-
カバー工法: 屋根材の劣化が進んでいるものの、既存屋根の下地が健全で重ね葺きが可能な場合に適している
-
葺き替え工事: 下地の腐食や雨漏りなどが進行しており、既存屋根の撤去や下地の補修が必要な場合に適している
屋根のメンテナンスは、築年数だけで判断するのではなく、現在の屋根材の種類や劣化状況に合わせて選ぶことが大切です。
屋根の劣化を放置すると、雨漏りや下地の腐食など、より大きな修繕が必要になる場合もあります。
「うちの屋根は塗装で大丈夫?」「カバー工法が必要なのかな?」とお悩みの方は、まずは専門業者による点検を受け、屋根の状態を正しく把握することから始めてみましょう!
屋根のメンテナンスは屋ね達にお任せください!

屋根は、普段なかなか目にすることができない場所だからこそ、定期的な点検と適切なメンテナンスが重要です。
屋ね達では、お住まいの屋根の状態を確認し、それぞれの住宅に合ったメンテナンス方法をご提案します。
屋根塗装やカバー工法、葺き替え工事など、屋根のことで気になることがございましたら、お気軽にご相談ください!
大切なお住まいを長く守るために、屋根のメンテナンスを一緒に考えていきましょう!




