「高圧洗浄ってなぜ必要?」
2025.07.30 (Wed) 更新
こんにちは、屋根塗装の専門店「塗り達」です。
屋根塗装をご検討中のお客様から、よくこんなご質問をいただきます。
「高圧洗浄って本当に必要なんですか?」
結論から言うと、屋根塗装前の高圧洗浄は絶対に必要な工程になります。
なぜなら、高圧洗浄をしなければ、どんなに良い塗料を使ってもすぐに剥がれてしまう可能性があるからです。
今回は、屋根塗装における高圧洗浄の重要性と、その役割についてわかりやすく解説します。
◇屋根は想像以上に汚れている◇
屋根は日々、雨・風・砂ぼこり・コケ・カビ・排気ガスなどにさらされています。
特に日本のように四季があり湿度も高い気候では、コケや藻が繁殖しやすく、
長年放置すると塗膜の劣化を早めてしまいます。
こうした汚れや古い塗膜が残ったまま塗装をしても、新しい塗料がしっかりと密着しないため、すぐに剥がれてしまうのです。
◇高圧洗浄とは?どうやって洗うの?◇
高圧洗浄は、高圧の水を噴射して屋根の汚れを一気に洗い流す作業です。
専用の高圧洗浄機を使って、屋根全体を丁寧に洗浄していきます。
?使用する水圧は?
家庭用の洗浄機とは違い、業務用の高圧洗浄機では10〜15MPa(メガパスカル)
ほどの水圧をかけて作業します。
これは手で触れると怪我をするほどの強力な圧力です。
◇高圧洗浄の目的は「塗料の密着力を高める」◇
高圧洗浄を行う最大の目的は、塗料の密着性(付着力)を高めることです。
塗料がしっかりと下地に密着していなければ、数年もたたないうちに剥がれ・ふくれ・ひび割れといったトラブルが発生します。
例:高圧洗浄を省いた場合…
・数年で塗装が剥がれ、再塗装が必要に
・塗膜の隙間から雨水が入り、雨漏りの原因に
・外観の劣化が早まり、資産価値もダウン
このような事態を避けるためにも、高圧洗浄は「見えない品質」を守る重要な下準備と言えるのです。
◇高圧洗浄の流れと注意点◇
・屋根全体の確認・安全確保
・高圧洗浄機による洗浄(1日かけて行うことも)
・乾燥期間(しっかり乾かすことで塗料の密着力UP)
高圧洗浄後は、しっかりと乾燥させることが重要です。
濡れたまま塗装をすると、膨れや剥離の原因となります。
◇高圧洗浄は“下地を整えるプロの仕事”◇
高圧洗浄は、屋根塗装を長持ちさせるための大切な土台づくりです。
目には見えにくい工程ですが、この作業の丁寧さが最終的な仕上がりや耐久性を左右します。
屋根塗装をお考えの方は、ぜひ「高圧洗浄をどれだけ丁寧に行ってくれるか」という視点でも
業者選びをしてみてください。