屋根に鳩やカラスが…リフォームついでにできる鳥害対策とは?
2025.07.09 (Wed) 更新
「屋根に鳩が住みついてフン被害がひどい…」
「カラスが屋根に集まって騒がしい」
「巣づくりされてしまい撤去に困っている」
このような鳥害のお悩みを抱えていませんか?
実は、屋根リフォームは鳥害対策を行う絶好のタイミング。
屋根材の補修や交換と同時に、防鳥ネットや対策器具の設置がしやすくなります。
鳩やカラスが屋根に集まる理由とは?
屋根の上や軒先は、鳥たちにとって“ちょうどよい”場所。特に次のような屋根には注意が必要です。
● 巣づくりに適した構造
▶太陽の光で暖かい
▶雨風をしのげる
▶人目がつかない
特に「瓦屋根のすき間」や「太陽光パネルの下」など、狭くて見えづらい場所は鳥にとって安全なねぐらになります。
● 鳥の餌場が近い
▶ゴミ捨て場や畑が近くにある
▶餌付けをしている人がいる
こうした環境があると、鳥が屋根を休憩所や巣の拠点として利用するようになります。
放置するとどうなる?鳥害の実例と被害
「鳥が屋根にいるだけなら…」と油断していると、意外なトラブルを引き起こすことも。以下のような被害が報告されています。
● フン害による美観・健康被害
▶屋根や外壁がフンで汚れる
▶酸性のフンで塗装や屋根材が劣化
▶フンに含まれる雑菌・カビによるアレルギーや病気のリスク
● 鳴き声や羽音による騒音
▶カラスや鳩の鳴き声で早朝から睡眠妨害
▶巣作り中の音や羽ばたきがうるさい
● 雨漏りや屋根材破損のリスク
▶巣材が排水路をふさぎ、雨漏りの原因に
▶太陽光パネルの下にフンがたまり劣化
つまり、鳥害は見た目の問題だけでなく、住宅の耐久性や健康被害にも直結するのです。
屋根リフォームついでにできる鳥害対策とは?
では、屋根リフォーム時にどのような鳥害対策ができるのでしょうか?代表的な方法を紹介します。
① 防鳥ネットの設置(太陽光パネルの下など)
太陽光パネルの下は、鳩の巣になりやすい場所です。
リフォームでパネル周辺の清掃・補修をする際に、防鳥ネットを設置しておくと、物理的に鳥の侵入を防げます。
② 軒天やすき間の封鎖
瓦屋根や板金屋根のすき間や軒裏にできる小さな空間も、鳥が入り込みやすいポイント。
リフォーム工事で屋根材を交換する際に、金網やパンチングメタルなどで塞ぐ処置が可能です。
③ 鳥が嫌がる器具の設置
▶忌避剤(臭いで遠ざける)
▶トゲ付きのバードスパイク(止まりにくくする)
▶反射テープや目玉風船(視覚的に威嚇)
これらの簡易的な対策は、リフォーム後の仕上げ時に設置がしやすく、目立ちにくい場所に取り付けることもできます。
④ 定期点検&メンテナンスの提案
塗装リフォーム後は、防鳥器具の劣化やすき間の再発を防ぐために、**定期的な屋根点検(年1回程度)**を提案します。
鳥が再侵入しないよう、継続的なチェックが大切です。
「屋根工事ついで」に鳥害対策をおすすめする理由
● 足場を組むタイミングがチャンス
屋根リフォームでは足場を設置するため、高所作業がしやすい状態になります。
そのため、鳥害対策も別のタイミングで実施するよりも効率的&コストを抑えやすいのです。
● 見えない部分のチェックができる
普段は確認できない太陽光パネルの裏・軒裏のすき間なども、リフォーム工事と同時なら点検・処置が可能です。
● 美観を損なわない対策ができる
防鳥ネットやバードスパイクなどの器具も、屋根や外壁のカラーに合わせて施工できるため、外観を損なわず自然に設置できます。
屋根リフォームと一緒に鳥害対策をして、快適な住まいへ
鳩やカラスによる鳥害は、「汚い・うるさい」だけでなく、
住宅の劣化・健康被害・修理費の増加にもつながる厄介な問題です。
屋根リフォームは、
▶鳥の侵入口をふさぐ
▶防鳥ネットや器具を設置する
▶高所点検で鳥害の原因をチェックする
といった対策をまとめて実施する絶好のチャンスです。
鳥害でお困りの方、屋根リフォームをご検討中の方は、ぜひ「塗り達」へご相談ください。
屋根の専門スタッフが、鳥害対策も含めて住まい全体をトータルにサポートいたします。