安すぎる屋根リフォームは危険!
2025.06.30 (Mon) 更新
「屋根のリフォームを検討しているけど、できるだけ費用を抑えたい」
「他社よりも10万円以上安い見積もりをもらった。お願いしても大丈夫?」
このようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
しかし、安さだけで屋根リフォーム業者を選ぶのは非常に危険です。
見た目は綺麗に仕上がっても、数年後に雨漏りや剥がれなどの不具合が発生し、結局高くついてしまった…というケースも少なくありません。
安すぎる屋根リフォームが危険な理由
■ 原価を無視した極端な値引きには要注意
屋根リフォームは、使用する材料・施工の手間・職人の技術が求められる専門工事です。
それなりの原価がかかるため、相場を大きく下回る業者には以下のようなリスクがあります。
▼材料の質を下げている(例:下塗りを省略、安価な塗料を使用)
▼工程を省略している(例:高圧洗浄なし、ケレン作業なし)
▼職人の人件費を削減(経験不足のアルバイトや下請け任せ)
一見綺麗に見えても、数年で劣化が進みやすく、手抜き工事が原因の雨漏りや剥離トラブルにつながる恐れがあります。
見積書でチェックすべきポイント
信頼できる業者を見極めるには、見積書の中身がカギになります。
■ 一式表示ばかりの見積もりは危険
「屋根工事一式 〇〇万円」としか書かれていない見積書は、何にいくらかかっているのかが不透明です。
工程ごとに細かく内訳が書かれているか、確認しましょう。
■ 使用材料・工程・保証内容が明記されているか
▼「どのメーカーの塗料か」「何回塗りか」
▼「足場費用は含まれているか」
▼「保証年数・アフターサービスの内容」
これらが明記されていない場合、後で追加料金を請求されたり、保証が受けられない可能性もあります。
失敗しない業者選びのコツ
では、安心して任せられる業者を選ぶにはどうすればよいのでしょうか?
■ 地元密着型で実績のある業者を選ぶ
地域で長年施工している業者は、地域の気候や建物の特性に詳しく、口コミ・評判も確認しやすいです。
ホームページやSNSで施工事例が多く掲載されているかもポイントです。
■ 屋根専門業者か、外壁メインの業者かを見極める
「外壁のついでに屋根も…」というスタンスの業者は、屋根に関する専門知識が薄いことも。
屋根は防水・構造のプロフェッショナルである専門業者に依頼するのが安心です。
■ 担当者の説明力と対応スピードを見る
▼質問に対して丁寧に説明してくれるか
▼工事の内容を写真や図で説明してくれるか
▼メール・電話のレスポンスが早いか
これらは信頼できる業者の重要な見極めポイントです。
安さだけで選ばず「総合的な信頼性」で判断を
屋根リフォームは、住まいの安全と快適性を守るための大切な工事です。
「安いから」「今なら割引だから」といった理由で即決すると、後で取り返しのつかない失敗につながることもあります。
信頼できる業者選びのためには、
▼適正価格を知る(相場を確認する)
▼見積書の内容を細かくチェックする
▼実績・対応・説明力を比較する
この3つが重要です。
価格だけでなく、品質・対応・保証まで含めた総合的な判断を心がけましょう。