屋根の防水、放置すると危険なサインと対処法
2025.07.24 (Thu) 更新
■ 屋根防水とは?どんな役割がある?
屋根防水とは、雨や雪などの水分が建物内に侵入するのを防ぐ工事のことです。
とくに陸屋根やフラット屋根、屋上がある建物では、防水層の施工が必須です。
使用される防水工法には以下のような種類があります:
◇ウレタン防水(塗膜式で広く使われる)
◇シート防水(ゴムや塩ビシートを貼る)
◇FRP防水(ガラス繊維を使った強靭な防水)
これらは経年劣化によって効果が低下します。
つまり、定期的なメンテナンスやリフォームが必要なのです。
■ 放置はNG!屋根防水劣化の“危険なサイン”とは?
防水の劣化は、初期段階では気づきにくいのが特徴です。
しかし、以下のようなサインが出たら要注意です。
🔸1. 天井や壁に雨ジミが出ている
→ 雨水が防水層を突破し、屋根下地・断熱材を通過している証拠です。
🔸2. 屋根に“ふくらみ”や“浮き”がある
→ 防水層の下に水分が入り込み、膨らんでいる状態です。シート防水に多い症状です。
🔸3. 雨が降った後に水たまりが残る
→ 勾配が不十分、または排水口の詰まり・劣化が考えられます。
🔸4. 防水層にひび割れや剥がれがある
→ 紫外線や寒暖差で伸縮を繰り返すことで起きやすくなります。
🔸5. 雨音が以前より大きく聞こえるようになった
→ 防水層の劣化により、屋根材に直接雨が当たるようになった可能性も。
■ 放置するとどうなる?リフォームが遅れるリスク
🚨1. 木材が腐食・シロアリ被害の危険
水が構造材まで入り込むと、柱や梁が腐食し、耐震性も落ちます。
🚨2. 雨漏りで室内クロスや家具に被害
内装や家電製品の修理費用もかかってしまいます。
🚨3. カビ・ダニの発生による健康リスク
湿気がこもるとアレルギーやぜんそくの原因にも。
🚨4. 修繕費が倍以上に
防水リフォームで済んだはずが、野地板・断熱材・内装など含めた大規模修繕になるケースも。
早めの点検・リフォームで大切な家を守ろう
屋根の防水リフォームは、「まだ大丈夫」と思っている間に被害が広がってしまうこともあります。
少しでも気になる症状があれば、まずは専門業者による点検をおすすめします。
塗り達ではドローンを使用して点検させて頂いてます。
放置せず、早めの対処がコストも安心も守る第一歩です。