雨漏り、屋根だけが原因?
2025.07.10 (Thu) 更新
■ 雨漏りが止まらないときのよくある誤解
雨漏り=屋根の破損と考えがちですが、それだけではありません。
実際、屋根を補修しても再発するケースの多くは「原因の見落とし」にあります。
■ 屋根以外に雨漏りの原因となる場所とは?
・外壁のひび割れ・シーリングの劣化
雨水は意外にも外壁の隙間やヒビからも浸入します。
とくにモルタル壁やサイディングのシーリング(コーキング)劣化が原因の場合は多く、これを見落とすと雨漏りが長期化します。
・ベランダ・バルコニーの防水層
ベランダの防水シートの劣化も大きな要因です。排水口の詰まり、ドレンまわりの破損も見逃せません。
・窓まわりやサッシの隙間
雨風の影響を受けやすい窓まわりも雨漏りの盲点。
サッシと外壁の境目のシーリングが切れていると、じわじわと水が室内へ。
・屋根内部(ルーフィング)の劣化
見えない部分ですが、屋根材の下に敷かれている**防水シート(ルーフィング)**が劣化していると、屋根が綺麗でも雨漏りします。
■ 応急処置で安心しない!再発のリスク
「とりあえずコーキングでふさいで様子を見る」といった応急処置は危険です。
見た目だけ修理しても内部の腐食やカビが進行している可能性があります。
■ 雨漏りを根本から止めるには【原因特定が最重要】
雨漏り修理で最も重要なのは、「どこから、どうやって水が入っているのか」を正確に見極めることです。
これには以下のような方法があります:
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散水調査(実際に水をかけて再現)
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赤外線カメラ調査
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室内のシミ跡や時間帯・天候の記録
これらを組み合わせて原因を一点集中で突き止めることが、雨漏り根絶の第一歩です。
■ 雨漏り調査はプロに依頼すべき理由
自分での確認や格安業者の簡易診断では、表面の原因しか分からないことも多く、
結果として修理のやり直し=余計な出費に。
信頼できる業者に「調査→報告→提案→施工」まで一貫して任せることが、結局は最短・最安になります。