雨漏りが止まらない…本当に屋根だけが原因?
2025.06.25 (Wed) 更新
「修理したのに、雨漏りがまた…」
そんな経験はありませんか?
実は、雨漏りの原因は屋根だけとは限りません。
見落としがちなポイントを知ることで、再発防止につながります。
雨漏り=屋根のせい、とは限らない!
もちろん、屋根材の劣化や瓦のズレが原因のケースは多いですが、それだけではありません。
複数の経路から雨水が侵入するケースも多く、原因を一つに特定するのは意外と難しいのです。
▶見落としやすい原因5選
① 外壁のひび割れやコーキング劣化
→ 縦のクラックや、サッシまわりの防水が切れていると、壁から水が浸入します。
② ベランダやバルコニーの防水不良
→ 床の防水層が劣化すると、下の部屋に水が染み込むことがあります。
③ 窓サッシ・雨戸まわりの隙間
→ 意外と多いのがここ。パッキンの劣化や施工ミスで水が入ることも。
④ 換気口・通気口まわり
→ 外壁に取り付けた換気部材の防水処理が甘いと、壁の中に雨が入ります。
⑤ 屋根の谷部分・取り合い
→ 屋根の継ぎ目や複雑な構造部分は、施工ミスやゴミ詰まりによる漏水が起きやすいです。
▶応急処置ではダメ?その場しのぎのリスク
一時的にコーキングを打っても、本質的な原因を直さなければ再発します。
特に、見えない壁内や天井裏に雨水が回ると、構造体の腐食やカビの発生といった
深刻な問題に発展することも。
▶対処法は「原因の特定」がすべて!
雨漏りは「症状」ではなく「結果」。
だからこそ、的確な診断と調査が重要です。
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散水試験やサーモグラフィー調査などを行える専門業者に相談しましょう。
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原因が分からないまま複数箇所を修理するのは、費用と時間の無駄になる可能性も。