3つの工法を比較してみました。
2025.06.21 (Sat) 更新
まず屋根リフォームとはなにかを説明します。
屋根リフォームとは、傷んだ屋根の機能や見た目を回復・向上させるための工事です。
大きく分けて、以下の3つの目的で行われます。
防水性や断熱性の回復・美観の向上・住まい全体の寿命を延ばす
放っておくと、雨漏りや下地の腐食、断熱性能の低下など、建物全体に悪影響を与えることもあります。
10~15年ごとのメンテナンスが理想的です。
屋根リフォームには、大きく分けて次の3つの工法があります。
-
塗装工事(再塗装)
-
カバー工法(重ね葺き)
-
葺き替え工事
それぞれの工法について詳しく解説し、違いを比較していきましょう。
1. 塗装工事(再塗装)
どんな工法?
既存の屋根材の上から塗料を塗り直して、見た目と機能を回復させる方法です。
劣化の軽いスレート屋根や金属屋根に向いています。
メリット
-
費用が安い(約40~80万円)
-
工期が短い(3~5日程度)
-
断熱・遮熱塗料で性能アップ可能
デメリット
-
下地や屋根材が傷んでいる場合は不向き
-
耐用年数は約10年と短め
2. カバー工法(重ね葺き)
どんな工法?
既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて施工する工法。既存の屋根を撤去しないので、廃材も少なく工期も短めです。
メリット
-
撤去費用がかからずコスパ◎(約80~150万円)
-
断熱性・防音性が向上
-
葺き替えよりも工期が短い(5~8日程度)
デメリット
-
屋根が重くなり、耐震性にやや影響
-
下地が著しく傷んでいると施工不可
3. 葺き替え工事
どんな工法?
既存の屋根材と下地材をすべて撤去し、新たに屋根を一新する本格的なリフォーム工法です。
メリット
-
屋根の構造ごと新しくなるので安心感大
-
下地の状態も確認・補修できる
-
耐久性・耐震性も向上
デメリット
-
費用が高め(約150~250万円)
-
工期が長い(7~14日程度)
-
廃材が多く、処分費用も発生
どの工法を選ぶべき?
-
屋根材にひびや浮きがない → 塗装工事
-
雨漏りはないが、劣化が進んでいる → カバー工法
-
雨漏り経験あり or 築20年以上 → 葺き替え工事
迷ったら、まずは屋根診断を受けて、プロの意見を聞いてみるのがおすすめです。
「うちの屋根って大丈夫かな…?」と思ったら、まずは無料診断を活用するのがおすすめ。
プロの目で、あなたの屋根の状態をしっかりチェックし、最適なリフォーム方法をご提案します。
お気軽にお問い合わせください!