屋根の「野地板」って知ってる?
2025.06.02 (Mon) 更新
屋根のリフォームや点検を考えたことはありますか?
「屋根材が古くなってきたな…」とか「雨漏りが心配…」といったお悩みで、
屋根の表面に目がいくことはあっても、屋根の中身に目を向けたことが
ある方は少ないのではないでしょうか。
普段は目にすることがないけれど、屋根の耐久性や住まいの安心を支える重要な役割を果たしている
「野地板(のじいた)」についてご紹介します!
◉野地板とは?屋根の“土台”となる重要な部分◉
「野地板」とは、屋根材(瓦、スレート、金属など)の下にある、
屋根の構造体を支える下地材のこと。
屋根の骨組み(垂木など)の上に敷かれ、
さらにその上に防水シート(ルーフィング)と屋根材が重ねられます。
つまり、野地板は屋根材を支える基盤であり、
住宅の耐久性や安全性に直結する非常に重要なパーツなんです。
◉野地板が傷むと、どうなる?◉
野地板は屋根材の下にあるため、普段の生活では目にすることがありません。
知らないうちに傷んでし
まうと、以下のような深刻なトラブルが起こることもあります。
▶雨漏りの原因
▶屋根材が落下する危険性
▶リフォーム費用が高額に
◉野地板のチェックは、屋根リフォーム時がチャンス!◉
前述のように、野地板は外から見えないため、普段の目視点検では確認できません。
そのため、屋根のリフォームや塗装のタイミングで、野地板の状態をチェックすることが大切です。
「屋根材だけ張り替えれば大丈夫」と思っていても
野地板が傷んでいれば再施工が必要になることもあります。
【ポイント】
築20年以上経っている家
雨漏りの経験がある
屋根がフカフカした感触がある
このような場合は、野地板の点検・補修をおすすめします。