屋根塗装と修理、どっちが得?プロが教える最適な選択法
2025.05.25 (Sun) 更新
屋根塗装と修理、どっちが得?プロが教える最適な選択法
「塗装」か「修理」か、間違えると大損かも?
築10年以上の住宅にお住まいの方の多くが、こんな悩みを抱えます。
「屋根が傷んできたけど、塗装だけでいいのか、修理すべきなのか分からない…」
実はこの判断、見た目や費用の安さだけで決めると逆効果になることも💦
この記事では、「屋根塗装」と「屋根修理」の本質的な違いと、プロ目線での判断基準をお伝えします❣❣
他サイトではあまり触れられていない「塗装が通用しないパターン」や「修理前提で塗装する裏ワザ」など、
実務経験から得たリアルな知識をご紹介します。
1. 屋根塗装と屋根修理の本質的な違いとは?
まずは、この2つの基本を明確に分けておきましょう。
比較項目 | 屋根塗装 | 屋根修理 |
---|---|---|
目的 | 表面の保護、美観の回復 | 構造の回復、雨漏りなどの対処 |
対象の状態 | 軽度の劣化、色褪せや表面の傷み | 割れ、ズレ、雨漏り、腐食など |
施工費用相場 | 約40〜80万円(30坪程度) | 軽修理:10万円〜 / 葺き替え:100万円〜 |
耐用年数目安 | 約10年(塗料による) | 修理箇所により15年〜30年 |
つまり、**塗装は「予防的処置」**であり、修理は「問題の解決」。
どちらを選ぶべきかは、「屋根の状態」と「目的」によってまったく異なります。
2. プロが見る「塗装では済まない」3つのサイン
一般の方には見逃されがちですが、塗装では対処できないケースには共通のサインがあります。
✅ 瓦やスレートに“浮き”や“ズレ”がある
→ 塗っても意味なし。下地が劣化しており、早期に雨漏りの危険大。
✅ ひび割れ
→素材自体が劣化している可能性あり。
ただし、少しのひび割れの場合コーキング処理をして、塗装をする場合もある。
✅ 天井裏に染みやカビがある
→ これは構造内部に雨水が侵入している証拠。塗装では手遅れ。
🔍 ポイント:見た目が「なんとなく汚い」だけなら塗装でもOK。
ただし、「素材そのもの」が壊れている場合は修理一択です。
3. 費用面ではどっちが得?10年スパンで比較
多くの方が「費用が安い塗装の方がお得」と思いがちですが、10〜15年スパンで見ると話は別です。
例:築15年のスレート屋根
-
✅ 塗装のみ施工 → 50万円 → 5年後に雨漏り → 修理+再塗装で100万円
-
✅ 初期に補修+塗装 → トータル70万円で15年もつケースも
つまり、「塗装しても修理が必要になる屋根」を塗るのは、水漏れの前倒しリスクと出費の二重取りになりかねません。
4. 実は多い!“修理前提の塗装”という選択肢
他社ではあまり語られませんが、プロの現場では**「軽微な修理+塗装」のハイブリッド工法**がよく使われます。
例:
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ズレた瓦を固定 → シーリング → 全体を塗装
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サビた金属屋根を部分補修 → サビ止め塗装
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棟板金を交換 → 周囲と一体で遮熱塗装
これにより、
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大掛かりな修理より費用を抑えつつ
-
美観も回復し、耐用年数を延ばす
という**“いいとこ取り”**が可能になるのです。
5. 結論:どちらが得かは「診断次第」
結局のところ、屋根塗装と修理のどちらが得かは、屋根の状態とお客様の希望次第です。
🔑 こんな方は塗装が向いています:
-
築10年前後で雨漏りなし
-
屋根材に大きな損傷がない
-
美観や遮熱対策が目的
🔧 こんな方は修理が優先です:
-
雨漏りがある or 予兆がある(天井染みなど)
-
瓦・スレートに破損・ズレがある
-
前回塗装から15年以上経過
まとめ:塗る前に、まずは屋根を知ることが得への第一歩
“塗装すれば直る”と決めつけてしまうのは危険です。
「今の屋根が、塗装に適した状態なのかどうか」を正しく診断することが最大の節約につながります。
私たちは、塗装・修理どちらにも対応できる屋根の専門家として、「本当に必要な施工だけ」をご提案しています。
まずはお気軽に、無料点検をご利用ください。
屋根を知れば、あなたにとって「どっちが得か」が自然と見えてきます。