屋根の棟板金とは
2025.05.07 (Wed) 更新
こんにちは。屋根の棟板金をご存じですか。
棟板金(むねばんきん)のリフォーム(交換・補修)は、屋根リフォームの中でも特に大切な工事のひとつです。
わかりやすく、以下のような流れで説明します👇
🏠 棟板金(むねばんきん)とは?
棟板金とは、スレート屋根や金属屋根の「屋根のてっぺん」を覆っている金属製の部材です。
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雨風の侵入を防ぐ“フタ”のような存在
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台風や強風の被害を最も受けやすい部分
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内部には「貫板(ぬきいた)」という木材があり、そこに板金を釘で固定しています
⚠️ 棟板金のよくある劣化トラブル
症状 | 原因 | 放置すると… |
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釘の浮き | 木の貫板が劣化/風の振動 | 板金が外れる、飛散の危険性 |
板金の浮き・はがれ | 釘抜け or 経年劣化 | 雨水が屋根内部に侵入し、雨漏りの原因に |
サビ・穴あき | 板金が傷んで腐食 | 貫板や下地が腐る可能性あり |
特に築10~15年以降、点検が必要です!
🔧 棟板金のリフォーム方法
① 部分補修(釘打ち直し、シーリング)
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軽微な浮きやすき間なら応急処置で対応可能
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費用:1~3万円前後
② 棟板金の交換(貫板含む)
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劣化した貫板ごと新しい板金+樹脂製の下地に交換
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耐久性が大幅アップ!今後の雨漏り防止にも
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費用:15,000~30,000円/1棟メートル
※棟の長さによってトータル費用は変わります(例:8mで約12~20万円前後)
🆚 貫板の種類比較
種類 | 特徴 | 耐久性 |
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木材(杉など) | 昔ながらの材料、安価 | 約10~15年 |
樹脂製貫板 | 水に強く腐りにくい | 約20年以上(おすすめ!) |
💡 最近では「樹脂製貫板+ガルバリウム板金」のセットが人気です!
📅 リフォームのタイミング
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釘の浮き・板金のぐらつきが見えたとき
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台風や強風のあと(特に飛来物があった地域)
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築10年以上たったときの定期点検
✅ 棟板金リフォームのメリット
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雨漏りリスクを大幅に減らせる
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台風・強風時の安心感がUP
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屋根全体の寿命を延ばせる
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火災保険が使えるケースも!(→下記参照)
💰 火災保険が使えることも!
【適用されやすいケース】
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強風・台風・落下物などによる自然災害による損傷
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工事前の写真記録や診断書が重要!
👉 保険申請をスムーズにするためには、実績のある業者に依頼するのがおすすめです。
📝 まとめ:棟板金リフォームで失敗しないために
チェック項目 | 内容 |
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点検の有無 | 無料点検をしてくれる業者が◎ |
見積の内訳 | 板金だけ?貫板も?を確認 |
使用素材 | 樹脂貫板の有無で耐久性が変わる |
保証 | 5〜10年保証があると安心 |
屋根全体も確認 | 板金だけでなく、他の劣化も点検してもらおう! |