庇のメンテナンスをされたことはありますか?
2025.05.03 (Sat) 更新
こんにちは。突然ですが、庇のメンテナンスをされたことはありますか?
庇(ひさし)のメンテナンスは、「雨漏り防止」や「外壁保護」のためにもとても大切です!
意外と見落とされがちですが、庇の劣化は建物全体の寿命に大きく関わってきます。以下に庇の種類別に、詳しいメンテナンス方法と注意点をまとめました👇
🧱 そもそも「庇」とは?
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窓や玄関の上に取り付けられている小さな屋根状の構造物。
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雨だれや直射日光を防ぎ、外壁の傷みを軽減。
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素材は「金属」「木」「コンクリート」「ポリカ」など様々。
🛠 庇の素材別メンテナンス方法
① 金属製の庇(トタン・ガルバリウムなど)
メンテナンス内容 | 具体的な作業 |
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✅ 表面塗装のチェック | 色あせ・サビ・剥がれを確認し、10年程度で再塗装 |
✅ サビ取り&防錆処理 | サビがある箇所はサンドペーパーで除去し防錆下塗り |
✅ 接合部のシーリング | コーキング材のひび割れ・劣化があれば打ち替え |
✅ 雨だれ汚れの清掃 | 中性洗剤で水洗い、汚れが蓄積すると腐食の原因に |
🔧 目安:5〜10年ごとの再塗装/定期清掃 年1〜2回
② 木製の庇(和風建築など)
メンテナンス内容 | 内容 |
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✅ 表面の防水塗装 | 防腐・防虫・防水塗料を塗布(3〜5年に1回) |
✅ 割れ・ひびの点検 | 木のひび割れはパテ埋め&再塗装で対処 |
✅ カビ・苔の除去 | 水洗い+ブラシ清掃で対応。強力洗剤はNG |
✅ 鼠・シロアリ被害の確認 | 庇の裏側に穴・食痕などないかチェック |
🔧 木製は湿気と紫外線に弱いため、こまめな塗装が命です。
③ コンクリート製の庇(RC造など)
メンテナンス内容 | 内容 |
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✅ 表面塗装 | 防水塗装(防水モルタル+塗膜)で保護 |
✅ クラック(ひび割れ)点検 | ヘアクラックも早期補修(防水性を保つ) |
✅ 鉄筋露出チェック | 錆びている場合は中性化+再塗装が必要 |
✅ 水切り金物の状態 | 水がきちんと切れているか確認(ドレン排水など) |
🔧 特に裏側からの雨だれシミ・剥がれに注意!
④ ポリカーボネート製(玄関庇・後付けタイプ)
メンテナンス内容 | 内容 |
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✅ ネジや固定金具の緩みチェック | 風で外れないように定期締め直し |
✅ 紫外線劣化 | 表面が白っぽくなっていたら交換目安 |
✅ 表面の汚れ・黄ばみ除去 | 中性洗剤+柔らかいスポンジで洗浄 |
🔧 劣化すると割れやすいので10年程度で交換検討を。
📆 点検タイミングの目安
タイミング | 理由 |
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大雨・台風のあと | 漏水・金具のぐらつき確認 |
年に1〜2回の定期点検 | サビ・コケ・接合部をチェック |
外壁塗装のタイミングと一緒 | 足場があると効率的&安くなる |
⚠️ 放置するとどうなる?
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雨漏り(外壁内側に伝い水)
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サビで穴が空く(特に金属製)
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外壁に黒ズミ汚れ(雨だれ)
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落下事故のリスク(特に木製・後付け庇)
💡 簡易メンテナンスDIYもOK!
自分でできる簡易メンテナンス:
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軽い汚れ落とし(中性洗剤+水)
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サビの早期発見(小さな斑点をチェック)
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シーリング材の補修(市販のコーキング材)
🛠 ただし高所作業や塗装が絡む場合はプロに依頼推奨です!