アーバニーグラッサをご存じですか?
2025.04.26 (Sat) 更新
「アーバニーグラッサ(またはアーバニーグロッサ)」は、**ケイミュー株式会社(旧:クボタ松下電工)**が製造・販売していたスレート屋根材の一種です。以下に、できるだけ分かりやすく詳しくまとめました👇
🏠 アーバニーグラッサとは?
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正式名称:アーバニーグラッサ(またはアーバニーグロッサ)
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販売時期:2001年〜2005年頃(すでに生産終了)
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メーカー:ケイミュー株式会社(旧クボタ松下電工外装)
👉 一見すると瓦のような重厚感あるデザインのスレート系屋根材。和洋どちらの建物にも似合うように設計されました。
🎨 特徴
項目 | 内容 |
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素材 | ノンアスベストスレート(人体に安全) |
見た目 | 瓦のような縦ライン+凹凸のある意匠性が特徴 |
重さ | 軽量(1㎡あたり約20kg以下)で地震に強い |
デザイン性 | 高級感があり、洋風〜和風住宅に幅広く合う |
施工性 | 加工しやすく、職人にとって扱いやすい材質 |
⚠️ 注意点・弱点
1. 割れやすい
アーバニーグラッサは「ノンアスベスト」初期の製品のため、素材の耐久性がやや弱い傾向があります。
特に経年劣化や気候の影響で、ひび割れ・欠け・剥がれが発生しやすくなっています。
2. 塗装が難しい or 不向き
表面の劣化が激しい場合、再塗装してもすぐに剥がれることがあります。
塗装よりも「カバー工法」や「葺き替え」が勧められるケースが多いです。
3. すでに廃盤(生産終了)
販売終了しているため、部分補修に必要な同一材料が手に入らないことがあります。
そのため、割れている箇所だけ直すのではなく、屋根全体のリフォームを提案されることが多いです。
🛠 おすすめのリフォーム方法
方法 | 内容 | 向いている場合 |
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カバー工法 | 上から新しい屋根材をかぶせる | 屋根下地が健全な場合、費用を抑えて済む |
葺き替え | 既存屋根を撤去して新しい屋根材を施工 | 割れ・劣化が激しい/雨漏りがある場合 |
太陽光パネルとセット工事 | 一緒に施工してお得に | 足場代を一回で済ませられる |
🕒 メンテナンスの目安
項目 | 目安 |
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初回点検 | 築10年程度で点検推奨 |
カバーまたは葺き替え | 15〜25年目安(状態によって前後) |
※雨漏りや割れがあるなら、早めの対処が必要です!
✅ 判断ポイント
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「うちの屋根、アーバニーグラッサかも?」と思ったら
→ 専門業者に調査依頼がおすすめ(無料点検の業者も多いです) -
「塗装できるか?」「カバーにすべきか?」
→ 状態と築年数によって判断が必要!